揺れているのはやはり・・
中国ではなかろうか。
昨日はトランプさんまで「TPP反対」を表明し、ヒラリーさんの件も合わせ、どちらにしてもアメリカはTPP脱退の方向に向かうということのようだ。
BREXIT関連が占めるここ数日で、私のほうは引き続きTPP&TTIP周辺と第四次産業革命を中心にニュースを追っていたが、どうやらカナダとメキシコもTPP反対を表明してたとのことで...
アメリカの脱退というよりも、ご破算ということなのか。
カナダについては、ほんのサミット時には積極的な姿勢を取っているニュースがあったように記憶している。
それが今や反対。トランプさんの発言もつい昨日・・
この間にあった出来事といえば、やはりBREXITが浮かぶ。
いや、関係性など私にはてんで分からない。がしかし、それがあったから態度が変わったという風に見るのが自然だ。
未だ妄想の域を出ないが、TPP&TTIPが中国包囲網であったと仮定するならば、これらの動きは、包囲網が必要なくなったか、そっちの方向で行かないことにしたかの二択ということになる。
そっちの方向で行かないことにした説で展開すると選択肢がありすぎてとても私には絞りきれないので、まずは包囲網が必要なくなった説を先に検討してみると・・
まずはこの記事が叩き台にしやすい。
このサイトは、どうやらユダヤ陰謀論陣営の記事も拾ってくるようだが、あくまでも情報網として捉える場合、ユダヤ陰謀論陣営の手の長さは参考になる。
そしてこの記事は6/19だが追って「ソロスのヘッジはイギリスでも中国でもなくアメリカだ」的な記事も上がっているが..
ここで拾いたいのはソロスがどう判断したかではなくて、中身のほう。
上海指数が5000を上回ったところを日本で言う”バブル崩壊”であるとするならば・・
その後の下げ幅含め、十分に説得力がある。
さらに、中国が本当にヤバいらしいという記事はここひと月でもチラホラと見受けられるのは無視できない。
中共お抱えメディアの挙動不審な記事の件も、2つほど目にしている。
そしてサーチナも今日、そういった方面の記事を...。
ままま、日本のバブル崩壊から金融機関の倒産まで4~5年かかったからといって、中国もそのとおりになるかといったら、それはあまりにも複雑系だろうけど...
解雇は実際にはやっている。
ただ、何せ人口が多すぎるので、それがどれほど大きいのかは分からない。
こちらはとても説得力がある。
以前は国営企業による海外投資、今急激に増えているのは民間企業という部分ほか。
ただ、文脈の通りならばまだ穏やかだけど・・
投資自体は即利益には結びつかないわけなので、中国ということも合わせて考えると、もっとストレートに、資産凍結の回避であるとか、人民元暴落の回避とか、それぐらいシンプルで明快な動きだと考えるほうがしっくりくる。
そして中国がヤバいかも・・ という話しは、ただ単に経済面の話しだけではない。
政治面にも及んでいるという意見もいくつか見てきた。
がしかし、そうなると、ロシアの最近の動きが解せない。し、スプートニクなんかでもよっぽどBREXITのほうが大事そうだ。
そしてAIIBの行方も...。
それが長期的に人民元の基軸通貨化等を視野に入れているとしてもしかし、そのような長期信用資金と中共の置かれた状況というのがマッチしない。
さらにいうと、長期的な投資など、中国こそがよっぽど信用がない。
AIIB関連の動きは習近平さんの当初からの大風呂敷である一帯一路構想の骨組みとなるものだったようだが、それはまだバブル真っ最中でのこと。一帯一路は引き続きロシアも含め進行中なニュアンスだが、世界のインフラ受注からの急な撤退を含め、やはりこの辺のマークは外せない。
ということで今日の時点でのまとめ。
なんだが、ロシアNOWというサイトで5/10付けのこんな記事・・
話題内のオバマさんのワシントンポストも、この記事自体のコメルサント紙も読めないので、とにかくこの記事を信用するよりないのだが・・
ここには中国に何かされる前に、早くTPPでアメリカがルールを作らなければならないといったニュアンスの話しがはっきり出ている。
ロシア側の記事ではチカラの側面で捉えているようだが・・
米ロ中の中間に位置する日本人の私としては、中国の無暗なマネー、無法で無秩序な行為の数々を見ていると、やはりルールの整備の必要性を痛感せざるを得ない。
今日の時点でのまとめとしては・・
TPP&TTIPによる囲い込みで中国の崩壊を待つハズだった(ソ連のように)
↓
ところがそれをせずとも良い可能性が高くなってきたorそういうスタンスにEUは賛同しなかった
↓
だからもはやTPP&TTIPは必要ない
但し、CPS社会にはルールは必要。
だがしかし、それはまだまだ一発で整えられる段階にないので、まずは各分野各社それぞれの発展を待つ。
としておく。
アメリカはかつて、国際連盟では自ら提唱しておいて加盟しなかった。
ただ、そういったような機関の必要性は感じていて、結局国際連合として再出発した。
そのような気配のモノとしておこう。